第191回『検察官側の証人』

福島演劇鑑賞会 第191回例会

俳優座劇場プロデュース(1987)

作 アガサ・クリスティ

訳 加藤恭平

演出 末木利文


例会概要

公演日

1987年4月6日(月) 18:15~ / 7日(火) 18:30~ / 8日(水) 18:15~
上演予定時間 2時間40分

会場

福島市公会堂

ものがたり

人好きのする愛想のいい青年レナード・ボウルは殺人罪で起訴された。仕事を手伝っていた金持ちの婦人を撲殺したというのだ。犯行時刻に家政婦がレナードの話し声を耳にしているらしいし、レナードは妻がいることを隠し金目当てで婦人に近づいたふしもある。案の定、裁判は弁護側にとってあくまで不利だった。しかも、レナードのアリバイを証明できる彼の妻はなんと夫の反抗を裏付けることを口にしたのだ!


プロデュース公演とは…

現代演劇の中で、興行会社や流通企業がつくり出す商業演劇にたいして、新劇はいわば非商業的な部分を担っている。新劇は劇団制を核にして成り立っているが、七〇年代以降はプロデュース公演も増えてきている。これは新劇の土壌で育ったフリーの俳優が多くなってきたことも関係しているが、劇団に所属する俳優達も、劇団の公演スケジュールに抵触しなければ外部出演をする機会も多くなるのである。劇団の枠を越えた配役が成功する場合もしない場合もあるのは当然として、プロデュース公演が新劇の中で占める役割は、これからさらに大きくなってゆくことは確かだろう。


出演

グリータ(ウィエウフリッド卿のタイピスト)…片岡静香

カーター(ウィエウフリッド卿の主席秘書)……立花一男

メイヒュー(事務弁護士)…………………………本田次布

レナード・ボウル……………………………………佐藤正文

ウィルフリッド・ロバーツ卿(勅撰弁護士) ……中谷昇

ハーン警部……………………………………………佐藤二郎

ローマイン……………………………………………岩崎加根子

裁判所書記・延吏……………………………………大川透

ウェインライト判事…………………………………内山森彦

参議官…………………………………………………立花一男

マイアーズ検事(勅撰検事) ………………………生井健夫

警官……………………………………………………市川靖司

ワイアット(警察医)………………………………小美野欽士

ジャネット・マッケンジー…………………………七尾伶子

クレッグ(法医学研究所員)………………………星野元信

若い娘 ……………………………………………… 児島りべか



スタッフ

美術………石井みつる

照明………浅沼貢

音響………服部二郎

舞台監督…吉田章

制作………俳優座劇場


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